写真

花形装飾活字ばっかりという訳でもなく撮ってます。 でもちょっと行き詰ってます。 http://www.digmeout.net/entries/artist.php?i=191
2008.07.10 Thursday | 2008年7月 | 20:23 | comments(0) | trackbacks(0) |



花形装飾活字を愛でる その11


2247。 別に手を抜いた訳じゃないよ。 いいじゃんそういう日もあってさみたいな、 いきなりでもいいじゃんみたいな、 そういう事でもないよ。 単にこいつ単体での使い道がない。 複数でも使い道は一個だけやと思う。 頑張って真ん中の文字で斜めなのを無理矢理真っ直ぐしているけれど、 そういう事もあってもいいんだけど、 そういう事でもしないと本当に何も無い。 けれど、 もし複数で組んだ場合に、 こいつが居るのと居ないのとでは雲泥の差的なイメージに変化がある。 やっぱり居た方が良かったねって後で言われるような存在。 居たら居たらで役目は1つ。 なんでこういう装飾作ったかってのはいろいろ考えられて、 一番近いかなと思うのは、 過去に囲んできた装飾の中で四隅の空間が繋がらないやつがあったと思う。 そいつらの四隅が繋がらない関連性みたいなものが、 これで補われているという考え方。 単に罫で埋めちゃうんじゃなくて、 繋がっていないのに関連性を持たせる事の出来るやつ。 もしセットで装飾群を作る場合に、 知識がある人なら絶対になんでか入れてしまうであろうセットされる1つ。 なんかそういう感じ。 いや、あったらあったでいいと思うんだけどね。
2008.07.10 Thursday | 2008年7月 | 14:13 | comments(0) | trackbacks(0) |



花形装飾活字を愛でる その10


やっときた。 2245と2246。 ここからやっとこの装飾群の魅力ある部分について書く事が出来ます。 花形装飾の組むという醍醐味であり、 なんでオイラがこのエンスヘデ活字鋳造所のこれを選んだかの理由がここにあるのです。 多分、ここまでに完成度の高いものはめずらしいと思います。 装飾すぎず記号的すぎない。 その中間でありながら、 整理する能力とそれを組んだときに出る普遍性の美しさは、 スゲーもんがあります。 そしてこれがその基本形、いえいえ完成形です。 組み合わせるという楽しさの本当がこれにあります。 で、この愛でるで書きたい事の全てだともいえます。 これを分類するなら「装飾」です。 ほんまにやっと出てきたね装飾が。 これの凄いところは、 内と外でその印象が変わるという事。 曲線と直線の2つの要素が1つの装飾でイメージとして出せるという事です。 例の画像で囲ってるのがそれがそれです。 外は曲線のイメージで装飾的な役割を果たし、 内は直線のイメージでキチンと整理の役目を果たしている。 真ん中のように罫線で囲んだ内側の隅を埋めれば、 柔らかい曲線でそれを演出。 かと思えばその上のようにしっかり文字の定着もおこなってくれる。 直線的なものに曲線を与え、 ルールが無い場合にはそのルールにもなりえる丁度中間。 これを探るのに一体どれだけの失敗と錯誤があったんだろう。 想像するだけでワキワキしますね。 しかしこれは基本形でもあって、 今回は一種類だけで組んでいるけれど、 他のやつと組合わしたらどうなるか、 これも想像するだけでヨダレものです。
2008.07.09 Wednesday | 2008年7月 | 08:17 | comments(0) | trackbacks(0) |



花形装飾活字を愛でる その9


2244。 これは実は凄く苦労した。 というかここらへんから複雑怪奇な設計になっていて、 例えばこれは、 2つのおたまじゃくしのような形があると思うんすけど、 その2つが微妙に形が違う。 大きい方がなんかへしゃがった形になっているのがわかる。 もしこれを正しくトレースするならキレイな円形でなくてはならない。 このような円形になったのは3つの要因が考えられる。 1つは版のサイズに合わせた。 これはもっとも有力な理由であると言える。 けれどならば少し曲線を曲げてしまえば収納出来そうなものなのだ。 つまり、この図案のポイントは大きい方のおたまじゃくしじゃなく、 1つ上の曲線からの自然な流れを優先したの事が確認出来る。 もう1つは意図的にである。 これも実は捨てがたい。 一度キレイな形のおたまじゃくしでトレースしてみたのだけど、 それで組んだ時にどうもしっくりこない。 へしゃげている場合と比べて装飾としての意味は大きくなるが、 どうも文字と並べた時に変に浮いてしまう感覚が、 紙面を支配しているように感じたのだ。 という事は、 意図的に版のサイズに抑制されるように彫った、または設計したという事は考えられないだろうかな。 抑制したへしゃげた形にする事で、 装飾的なイメージよりも文字との連携を優先したのだとすればそれは考慮に入れるべきだ。 これはピン型の留めるイメージに近い印象を受ける。 が、 使ってみると実はそうじゃない。 どちらかというと「杖」に近いイメージのように思う。 ピン型であるに関わらず留める能力よりも、 遮る能力に飛んだものを見る事が出来る。 また、道標のような役目もありそうな感じ。 鋭角な穂先でグサっといくというよりかは、 棒状のもので突いているような印象も見受けられる。 もう1つ、 すごく重要。 下の文章の部分を見てもらいたいのだけど、 この図案。 うまく文章に溶け込んで使う事が出来る。 これと組み合わせて今まで紹介してきたものを使うと、 これがきっかけで今までのものも文章の中に溶け込むのである。 これは穂先が鋭角ではなく棒状のイメージある事が大きく要因しているよう。 逆の部分も今までのピン型の物よりも装飾的で、 次へのイメージを繋げるというよりかは簡潔させるような印象。 つまり鋭角な今までの装飾を受け止めるには凄く都合の良い形をしているのがわかるのである。 また、上で書いたへしゃがったおたまじゃくしが意図的に版のサイズを優先した事が、 これが文章の中で使われる事が想定されている事に合点がいくように思う。
2008.07.08 Tuesday | 2008年7月 | 10:19 | comments(0) | trackbacks(0) |



花形装飾活字を愛でる その8


2242と2243。 対照的な2つのパターン。 役割としては一番始めの2235と2236と同じような感じ。 ただこれは繋ぐことが出来ないので単体で使わなければならない。 けれど単体で使うと装飾の弱さからその役割は果たせなくなる。 これは実は他の装飾と組み合わせて使うのが一番の方法みたいです。 大きい模様に対して終わりを付ける、収拾するような感じで使うとうまくいく。 もし単体で使うのなら例のように一回ずつ完結させておいて使うと、 まだ使えるのかなという感じ。 四隅に置いても物足りないし、 逆にその物足りなさのおかげで他の装飾が気兼ねなく置けるので、 そういう意味では「連結」や「コバンザメ」のようなどうしようもなく金魚の糞みたいなやつです。 とむちゃくちゃ書いてますが、 組んでるといろいろ重宝出来るイカしたやつで、 知らんまに気付いたら使ってる、くっついてます。 と、 こういう感じですが、 これの回になったら書こうと思ってた事があって、 それは今回、アウトライン化においてのオペレートするにあたって、 その設計思想の中心を何にしたのかが、よくわかる図案です。 パソコンで見てる方はわかりますが、 一枚目の画像で本来は直線であるべきところが、 斜めの線になっている部分があると思います。 ほんまはこれは正しくないんですね。 今までも紹介してきた中で円であるはずの箇所が変に湾曲していたりしていたと思います。 これは今回の設計思想の中心に何を置くかで判断した結果です。 今まで現代において復刻されてきた花形装飾活字は、 身近なものでいうと高価な事典とかちょっと中性かぶれしたアート本とか、デザインの参考書だとか、数少ない装飾専用のフォントであったりとか、 そういうのって設計思想というものがあって、 デザイナーさん達がそれをキチン決めてアウトライン化していく訳です。 で、今回のアウトライン化するにあたっての独自性を考えた時に、 どうせなら今までに無い発想で(多分)で設計思想を組み込んでアウトライン化できればと考えたんですよね。 ある程度作りこまれたやつを見てきた中で、 共通して言える事がありました。 「何かが足りない」 そのどれもが正しくキレイにキチンと考えられて丁寧にオペレートされているのにも関わらず、何かが足りないと感じていたのです。 今回のこの作業はその部分が何かというのを調べる旅でもありました。 それが8ヶ月もの時間を費やした要因でもあると言えます。 花形装飾活字は文字の通り活字であり活版という技術を通して紙に印刷されていたものです。 1つ1つ同じパターンの装飾を職人が彫りそれらを活字として1つ1つ組み、 それからやっと紙に刷るという事をします。 老舗の活版印刷屋さんとか意識の高い印刷屋さんはキチンと残している事でしょう。 それがコンピューターを介す事で彫る必要が無くなる訳です。 画面には既に出来上がりとしての紙面があり、 後はデータを流せば印刷完了という具合です。 もちろんそのおかげで設計としては正しくは出来ますが、 同時にそれは版を彫った職人を冒涜する事になると考えたのです。 もちろん現存している見本帳は印面が潰れていたり正しくない箇所があったり、 明らかに版の失敗の面があります。 そこで凄い面白い発見があります。 明らかに真っ直ぐに彫る事が出来る部分をわざとかのごとく斜めにしていたり、 曲線でも単に平行に作らず微妙にずらしていたり、 装飾1つにしても意図的に形を変えている不思議な箇所があったのです。 これは見過ごしてはいけないと思いました。 これこそが「何かが足りない」部分であったと確信をしたのです。 ただしそれはミスか意図かを見分けるシンドイ作業やったんは言うまでもありません。 作っては消し作っては消しの繰り返しでした…。 あ、まあ武勇伝はよろしおます。 これはつまりのとどが、 設計思想の中心を線にするかオブジェクトにするかの分かれ道だったのです。 きっと多くのデザイナーはこの分かれ道立ったと思います。 世に出ている多くは線という選択肢を選んでいます。 ある人はこうも書いています。 復刻ではダメだ。それはつまり銀の版を彫るという作業に戻るという事だから。 ボクもそれは同意でした。 それなら版で言い訳です。 アウトライン化する意味もないのだと思います。 ただ、コンピュータを介す事で版を通り越して即印刷という発想に抵抗がありました。 コンピューター上で完成させるのではなくて、 印刷を主体に置いた上で完成させる発想。 だからオペレートする花形装飾も「版」でないといけないのです。 復刻はいけない、似せるだけではどうにも情けない出来になるのは目に見えている。 だからこそ、コンピュータで彫るという作業をもう一度する事で、 職人の意識を取り込み生きた花形装飾活字をそこに作り出す事が、 今回の大きな目的であり目標であると考えました。 正しい設計を否定するものではないけれど、 これも花形装飾活字をアウトラインする1つの視点であると、 設計思想の1つであると提示した訳です。 べんべん。 こういう事なのでした。
2008.07.06 Sunday | 2008年7月 | 07:40 | comments(0) | trackbacks(0) |



花形装飾活字を愛でる その7


2241。 続いて留める系の装飾。 ただこれは装飾色を強く押し出したものになりよります。 並べるには少し飾り多いように思う。 例のように単線を延ばして、 ポイント的に釘を刺すようなイメージで使うのが正しそう。 逆に線を多用出来るきっかけを作れるので、 「区切る」という意味では強い役割を持つ事が出来る。 装飾部分のおかげで繋げる部分を省略出来るので、 単に線で繋ぐよりも、 緩和されたイメージで達成が可能。 これを見てわかるように、 エンスヘデ活字鋳造所のシリーズ60は、 装飾を強める事で、 「緩和」するという印象を持たせるように努めている事がわかる。 イメージの強さとは関係をおかずその達成を可能にしていて、 これはアラベスクという伝統の継承をその時代に合わせいると言えるのです。 そして120年くらい前で既に伝統が重いものであるという認識であって、 それを解消すべく考えられた装飾であると言えます。 じゃ、今、 これを新しいシリーズとして考えた場合にどういう形になるのか、 それは考えるだけで面白そうです。 そして形にも出来そうな気がします。
2008.07.05 Saturday | 2008年7月 | 23:51 | comments(0) | trackbacks(0) |



花形装飾活字を愛でる その6



http://www.fengfeeldesign.org/printers_flowers/index.html
文章待ってます。

2240。 2237と同じ系統。 ただ、2237は短剣だったのに対して2240は長剣といった印象。 使い方も2237ようにたくさん並べて使うのは一遍だけにしてもう一遍は簡略したり、 線の部分を接ぐ事でその整理性を高めている。 文字に使う時も同様で、 両端に並べるとどうも情報が限定されすぎて役割としては不十分。 片方だけにするのがベターに感じる。 もし対象的に配したい場合は、 真ん中のように情報をわける役目としては便利な装飾。 長さと少しの装飾が違うだけなのに、 ここまでイメージが変わるのはスゲーね。 2237は留めるようなイメージだけれど、 今回のこれは閉じ込める要素も持っていて西洋的だなあと思う。
2008.07.04 Friday | 2008年7月 | 10:29 | comments(0) | trackbacks(0) |



花形装飾活字を愛でる その5


2239。 これも基本形。 単に線を引いて隔てるだけでは、 細くしたり太くしたりでは芸がないんで、 その中身の肉の部分を作る事で、 見た目にも美しく機能的に優れているというもの。 線で囲むだけとか2235、2236で囲む以上に、 その情報の分断性能は極めて高く、 整理というより強制的。 柵というよりかはコンクリートの壁のような印象です。 ただ、これ以外に使い道が思いつかない哀しい装飾のような気がします。 もちろん機能としては十分に重要な役割があるので、 それは憂慮したほうがいいんだけど、 なんかもっとアイデア次第な気もしないでもないと言った感じ。 なんか他に使い方あったら教えてください。 だども場所を限定出来るので、 線とコンボじゃなく単体でも使えるかなあと思ったんだけど、 なーんか覚束ないというかノッペリしちゃうというか、 地に足が付いてない感じになる。 かといって他のものと組併せて使えるかというとそれほど拡張性も感じられない。 なんなんでしょうこいつ。 一言で言うとクドイ。そんな印象です。やっぱり肉。
2008.07.03 Thursday | 2008年7月 | 08:52 | comments(0) | trackbacks(0) |



花形装飾活字を愛でる その4


公式にアナウンスをいたしましたが未だに文章が届きません。 ああ、誰かこのデータ欲しいと思ってくれないかなあ。 こんなに楽しいデータなのになあ。 1日しか経ってないのに待ち遠しくて仕方ない。 裏ルートも大歓迎なんだけどなあ。 気軽な感じでお待ちしています。 3500文字はやっぱ多いのかなあ。 3500文字なんて小一時間あったら書けちゃうもんです。 この愛でるなノリで全然オッケーですよう。 という事で今回は、2238。 これもこのシリーズでは基本形。 これを基点にいろいろ用意してるって感じ。 今まで紹介してきた装飾との大きな違いは、 並べて使わないという事。 というか使ってるのを見た事がないというだけだけどね。 そりゃあ自由に使えばいいんでしょうが、 これは並べるよりも、 ワンポイント的な使い方した方が生きてくるみたい。 ここが中心ですようと言ってくれたり、 ここが始まりで、終わりはここですよって教えてくれたり、 文字を整理するといった感じよりかは、 整理した中でもっとわかりすく「目印」みたい役割をしてくれます。 個人的にはこの対象的な形のシリーズは大好きで、 他の装飾と組み合わせる事も出来て、 無限とまでもはいかないけれど、 無数の可能性を感じさせてくれる形です。 囲ったり並べたりせずとも1つでその用が足せてしまうのはスゲーなあと思う。
2008.07.02 Wednesday | 2008年7月 | 15:42 | comments(0) | trackbacks(0) |



PRINTERS'FLOWERS

http://www.fengfeeldesign.org/

エンスヘデ活字鋳造所による花形装飾活字シリーズ60のアドビイラストレーターにてアウトライン化したデータを一定の条件の元で無償にて配布いたします。 配布条件は3500文字以上の文章で、テーマ「花形装飾活字」と「印刷とデザイン」のどちらかをお選びいただき printers_flowers@fengfeeldesign.orgまで件名を「データ希望」にしていただき、本文には「題名」「各種情報(活動名やURL等)」「本文」を書いてお送りください。楽しい文章をお待ちしております。また、お送りいただいた文章は当サイトのLOGにて公開いたしますので公開する事も同時に同意していただく事になります。 ■データの取り扱いについて データはアドビイラストレータ10で制作されたものです。1つ1つのオブジェクトがアウトライン化されており、ある程度の拡大にも耐える程度のクオリティです。標準サイズをA5に設定しており最大はA3までを想定しております。ただし活字を組むという想定ですので使い方次第ではサイズの制限はその限りではありません。 本データは著作権を主張するものではありません。あくまで研究目的のものでありその利用の範囲を広げる事で花形装飾活字の認知とその深まりを促す事が目的です。商用についても使用については制限を行なうものではありませんが、その際には使用者が全責任を負う事を同意していただいたものとさせていただきます。 ■配布時のデータ形式と流れについて データ形式はアドビイラストレーター10のイラストレーター10形式にて配布いたします。形式やバージョン等については可能な限り対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。データをお渡しするタイミングは文章をお送りいただきましたら、その後、お礼と感想と一緒にダウンロード出来る専用のアドレスとパスワード等を記載したメールをお送りいたします。 ■文章について 文章と言ってもかならずしも完璧なものを求めていません。もちろん博学的で美大とかで提出しそうな難しいものでも大歓迎ですが、出来れば「可能性に満ち溢れた」ものであればもっと大歓迎です。確定的な内容よりも何かこう否定出来るところいっぱいなんだけれど「花形装飾好きだ−!」がいっぱいなのが凄く嬉しいです。気軽な感じでお送りください。ウキウキ出来るような文章をお待ちしております。 ■裏ルートの設置について 今回のデータ配布はあくまで文章によるシェアがメインのルートとさせていただきますが、実際問題3500文字も書いてる時間が無い!という方の為に裏ルートを設置したいと思います。その条件は「お酒1本(出来れば一升瓶)をくれたら」「呑みにおごってくれる」「千代紙な名刺を買ってくれたら」「欲しいものリストの中からなんかくれたら(準備中)」「ボクに嬉しい事をしてくれたら」を条件に個人的にコッソリ差し上げたいと思います。裏ルートがご希望の方はprinters_flowers@fengfeeldesign.orgまで件名に「裏ルート希望」、本文には条件を書いてお送りください。なんてったって裏ですから、お待ちしております。ゲヘゲヘ
2008.07.02 Wednesday | 2008年7月 | 15:40 | comments(0) | trackbacks(0) |